骨のズレと体幹の歪み

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はじめに

多くの治療院で「骨がズレていますね」または「身体が歪んでますね」
と整体院、接骨院、整骨院、整形外科などに行かれた方は言われたことがあると思います。しかし

どのようになってズレたのか、何故身体が歪んだのか

等の説明を受ける事は稀のようです。
私の所で説明を受けた方が、今まで行った治療院で聞いたことが無いとおっしゃる患者さんが大半であることからもよく解ります。


私も「あ、コレ完全に骨がズレてます」「体幹がズレてますね~」と言います。
しかし、その後にどの様にすると骨がズレるのか、体幹が歪むのか
その事は初診で必ず説明しています。



骨がズレるとは?

単純に言えば日常的に同じ姿勢・同じ運動の繰り返しからなります。
例として首の骨の構造は左右同じ分だけ旋回出来る構造になっています。
職場でデスクワークをしている時に、PCがデスクトップ型であり、モニターが正面で無く右側左側のどちらかに寄って居た時、其方の方向を向いている時間が一日の中で長くなります。
ですが筋肉は生きているので運動はしていなくともエネルギーが消費されます。エネルギーが消費されると言うことは老廃物が出ますが筋肉血管内の血流は、心臓の血圧だけでは全て流しきれません。
筋繊維に老廃物が溜まると筋繊維を硬くします。
硬くなった筋繊維は運動範囲を減らし関節の自由な可動の邪魔を始めます。
そうすると更に筋肉は運動する範囲を減らし血行不良になりやすく老廃物を貯め込む・・・と言う悪循環に入ります。

運動制限→筋肉の血行不良→関節可動範囲の制限→更なる運動制限

このような悪循環を経て関節はガッチリ硬直した状況となるのです。
矯正とは可動した先で止まっている骨を可動出来る状況に戻すだけの事です。その矯正時に音が鳴る鳴らないかは患者様の身体の状況次第なので、音が良く鳴ったから良く治った・・・とはなりません。全く関係無しです。
関節が鳴る事に対し、「骨の表面が骨折している」等と言われる方も居ますがその意見は余りにもナンセンスです。
昔ならいざ知らず、現代では関節のクラック音が関節包内の気泡の破裂によって起きるのは科学的にもMRI等で視覚的にも認められてることで、確認済みなのです。


身体が歪むとは?


正式には頸椎胸椎腰椎等と言いますが、此処では背骨と言いましょう。
これが左右どちらかに可動した状態で停止すると背骨の平坦面が正面を向いた状況で無くなります。つまり左右のどちらかに平坦な面が傾く事となり重力軸線が傾きます。その傾きに対しバランスを取るため背骨の何処かで逆方向に軸線を傾けます。
その繰り返しが背骨の中で何度か起こり、重力軸線が蛇行した形になります。
これが体幹の軸が傾いた状況となるのです。
身体のズレがあるから体幹の軸が歪むのです。

骨のズレはあるけど身体の歪みは無い。そんな事はあり得ないのです。